埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ（個別情報）

■ ID	901
■ 種類	論文
■ タイトル	蛍光分析による水道原水と浄水処理工程水の評価
■ 著者	海賀信好　　東芝ITコントロールシステム㈱世良保美　　東京都予防医学協会髙橋基之　　埼玉県環境科学国際センター
■ 出版元	㈱産業用水調査会
■ 出版年	2007
■ 誌名・巻・号・年	用水と廃水、Vol.49、No.5、407-417、2007
■ 抄録・要旨	わが国の水道の70％以上が河川や湖沼などの表流水を原水としている。国内主要７河川から採水した河川水について蛍光強度と溶存有機炭素（ＤＯＣ）濃度を調べ、フルボ酸及びフルボ酸様有機物の蛍光励起スペクトルに重なる蛍光増白剤の影響を解離分析することにより、蛍光強度に関する河川水と湖沼水の違いを検証することができた。また、海外のライン川８地点、ミシシッピ川８地点の河川水についても日本の河川と同様の結果を得ることができた。蛍光強度とトリハロメタン生成能（ＴＨＭＦＰ）の関係を、表流水として日本の河川水23点と湖沼水６点について求めたところ、水道原水のＴＨＭＦＰは蛍光強度に強い相関があった。さらにミシシッピ川河川水を原水とする２つの浄水場、ライン川下流にあるバンクフィルトレーション方式の浄水場における浄水処理工程水を調査したところ、蛍光分析は、凝集沈殿、オゾン酸化、活性炭吸着の各処理工程で安定した高感度な水質測定方法であることが判明した。
■ キーワード

| 一覧に戻る |